関空〜フランクフルト空港〜プラハ

関空10時20分発のLH741便で、まずはフランクフルトへ。乗り換えの掲示板が電光とかモニタのものではなく1文字単位のパネル式。趣きがあっていいなあと思った。空港内にカジノがあったり、そこかしこに喫煙所があったりするのもおもしろい。飛行機の前の席の背中についているトレイの「とめ」が、「ひねり」式じゃなくて「スライド」式になってるのとか、レトロなかんじの掲示板とか、動く歩道の乗り始めと終わりに角度があるところとかが新鮮だった。いまも掲示板が忙しくカチカチと表示を変えている。
機内では、となりだった日本人のおばさんが、ケータイ(FOMA)のカバーを開けて電池を外し、奥からチップを取り出しているのを目撃した。何かと思って尋ねてみると、対応するケータイにこのチップをはめ込むと、電話番号はそのままで日本からの電話がつながるらしい。電話代はそれなりにかかるらしいけど、感心しきりだった。
空港の職員と思しき人が屋内なのにチャリンコでスイスイ移動している。
LH3264便がプラハに着いたのが18時05分。イミグレを抜けて外に出ると、あたりはもう真っ暗。さいわいバス停は分かりやすい位置にある。ガイドブックと予約した宿の地図を見比べつつ、まずはバスを使って地下鉄デイヴィツカー駅まで。バスの妙に洗練された感じとか、ちょっと共産主義臭いあたりの団地(団地はどこもそんな風に見える?)とかにちょっとずつ胸が高揚してきた。初めてのヨーロッパなのだ。乗り換えた地下鉄駅も、地下鉄車内もなにか新鮮。車内は、ちょうど仕事終わりの時間なのか少し人が多め。口に拘束具をつけた犬を連れた人もいる。こころもちスピードも速い。駅名のアナウンスを聞いていると、どの駅名もどこか淋しげな聞こえ方がしてくる。チェブラーシカをちょっと思い出したり。ムステーク駅でさらに乗り換え、アンデール駅で下車。路面電車やバス停、ショッピングモールもある街中だった。
プレゼンスカ通りを歩きながら宿を探す。「この辺りなのに・・・」と不安になりつつうろうろしていると、男性の2人組に「Hostel 5?」と声をかけられた。ウンウンと言いながらついていくと、これは確かに見つからない・・・というようなガレージを少し入ったところに「Hostel 5」という看板が。まあとにかく見つかってよかった。応対してくれたのはけだるい感じの同い年くらいの女の子で、彼女もまた印象的。部屋は、時期外れのせいか4人部屋をひとり占め。暖房は「金属の蛇腹の腹にお湯を巡らせる」やつ。もうなんていうか、いろんなことが新鮮でひさしぶりにわくわくした1日だった。

  • 両替 \5,000 = 1,040
  • バス : 12 (地下鉄代もほんとは払わないといけないのだけど、勘違いしていた)
  • 宿 : 304
  • 計 316 コルナ