冒険女王 女ひとり旅、乞食列車一万二千キロ!
1998年3月、上海、蘭州、ウルムチなどを経て、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、イスタンブールにたどり着くまでを描く。沢木耕太郎の深夜特急では香港からデリーを経てイスタンブールへと入り、林芙美子の下駄で歩いた巴里では、朝鮮を起点に中国を通過し、シベリアから列車でロシアを横断、パリまでの旅が描かれている。時代は異なるが、様々なルートでアジアからヨーロッパを目指している。自分が行くならどのルートか?などと考えると楽しい。いまのところ、中央アジアを抜ける大高ルートが一番興味がある。行けないとは思うけど。
ちなみに、いまカザフスタンのところまでを読んでいる。大高未貴さんはジャーナリストだ。知識に基づく考察がふんだんに盛り込まれており、興味深く読んでいる。