2004-01-23 下駄で歩いた巴里 (2) 文庫 林芙美子 奈良に関する記述。 奈良では古道具屋を見て歩くのが好きです。油壷の愛らしいのを見たり、古書の虫の食ったのをめくってみたりしたものです。奈良は空が綺麗だと思いました。空が綺麗だから、古道具なんかの並んだ軒が深くて、陳列の品々が澄んで見えるような気がします。下駄で歩いた巴里(林芙美子、岩波文庫)「私の好きな奈良」より どこを歩いていたのだろう。奈良町の方だろうか。猿沢池の方だろうか。