強制休暇日

ずっと見たかったM・ナイト・シャマラン監督「ヴィレッジ」を見に行く。前作「サイン」も面白かったけど、今回も面白かったなあ。
森の中に住むモンスターを、村人たちは「語ってはいけない者」として忌避している。そのモンスターは、ただ赤いボロ布をまとっただけの姿で現れるのだけど、そんな「ただのボロ布」をあんなに怖く見せるのはすごいと思った。コテコテの特殊効果や過剰な演出という方法ではなく、文脈や編集で見事に恐怖を表現していて、妙に感心してしまった。最近テレビで「24」というドラマをチラッと見かけたけど、緊張感を煽る演出が過剰すぎて逆に醒めてしまった。まあ、前後の話を知らないせいもあるのだけど・・・。ともかく、「ヴィレッジ」はしっかり値段分楽しませてもらえた。
その後、古本屋で貴志祐介「黒い家」を購入。午前3時までかかって一気に読んでしまった。これもかなり秀逸。