アンコールワットへの旅 3 日目 シェムリアプ散策

わにえん

8 時起床。とりあえず両替屋を探しに街に出る。昨晩、宿に着くや否や大雨が降り始め、つい先ほどまでしつこく降り続いていた。そのせいで道路が水浸しに。
昨日は暗くてわからなかったが国道 6 号沿いには寺院もあるし、立派な庭園もあるし、(美しい、と言い切る自信はないけれども)瀟洒な川と橋もある。
国道 6 号を南北に貫くシヴォタ通りというのが、この街のメインストリートのようだ。食堂のほかに、探していた両替屋も軒を連ねている。4 軒回った結果がこれ (円→ドルの両替も可だ)。

  • 1 軒目 : \ 1,000 = 32,000 リエル ( \ 10,000 = $87.00 )
  • 2 軒目 : \ 1,000 = 35,600 リエル ( \ 10,000 = $89.00 )
  • 3 軒目 : \ 1,000 = 35,200 リエル ( \ 10,000 = $88.00 )
  • 4 軒目 : \ 1,000 = 35,600 リエル ( \ 10,000 = $89.00 )

どうやらこのあたりが相場らしい。結局、富士フィルムの左向かい、タイヤ屋と服屋にはさまれた 2 軒目両替屋を利用することにした。
それにしても円ドルレートが非常にいい。関空が \ 114.85 / $、道連れは郵便局で両替したそうだが、\ 118 / $ 程度だったという。ここだと \ 112.36 / $ だもの。
お昼まで時間もあるということで、市場をウロウロするのだがあまりピンと来ないので、少し足を伸ばし、道連れと 2 人でクロコダイル・ファームを見学に行った。川沿いを下り、「歩き方」の地図が途切れたあたりに、すぐ見つかる。ワニの飼育をしているとのこと。はじめ、檻の中にいるワニの数が尋常ではなく、しかもぴくりとも動かないので「剥製かなぁ」と話していたのだが、いきなり折り重なっていたうちの 1 匹がのそりと動き始めて「全部本物の生きてるワニか!」と仰天した。入園料 2 ドルでこの迫力がなかなか価値があると思う。ワニの幼生にはしっぽがなかった。共食いでもしたのだろうか。
昼食を取りに市場へ戻る。道中、橋を渡った中州の村を通った。かなり貧しい通りで 2 人とも口数が少なくなる。カメラを向ける勇気も出ない。昼飯の食堂で「チャイニーズレタス with チキン」というのを頼むと、店のオバチャンが市場で白菜を買ってきた。注文受けてからでも、すぐ材料を買いに行ける市場というシステム。おもしろいなぁ。一応お茶も出たのだけど、その時、氷入りのコップを渡された。僕は「この氷は多分氷屋から買ったもので、氷屋の氷は水道水と違うと思うから食べても大丈夫なハズ」と主張するが、旅に出る前に赤痢チフスに気をつけろといわれたらしい道連れは取り合わない。
その後夕方まで午睡。夕飯を食べに行き、また寝た。明日はいよいよアンコールワット