アンコールワットへの旅 2 日目 バンコク〜シェムリアプ

国境(タイ〜カンボジア)

5:55 バンコク発 〜 12:00 アランヤプラテート着。ひたすら眠る。首が痛い。
アランヤプラテート駅を降り立つと、旅行会社の客引きと交渉する。どうやら 270 バーツでシェムリアプまで、ピックアップトラックに乗せてくれるそうだ。同じ客引きにつかまっていた日本人の男の子と出会う。このあと彼はこの旅の道連れとなった。
客引きによれば、ボーダーでのビザ取得は 1400 バーツとのこと。ガイドブックには 1000 バーツと書いてあったので不審に思いゴネていると、「わたしらが取りに行くとたった 10 分で取れる」と話す。それにしても、と思いなんとか 1300 バーツに値切った。言葉どおり 10 分も待てばビザを取得できたのはうれしかった。
タイのイミグレを越えたあたりに、でかいホテルが数件立ち並んでいた。道連れによれば、カジノが併設されているらしい。立派過ぎてびびる。
国境を越えると、バンが待っていた。乗客は僕ら 2 人のほかに日本人があと 2 人、カナダ人 4 人、フランス人 1 人というメンバー。このバンの道のりもかなり長かった。14 時発、途中トイレ休憩、食事、エンスト、故障、タイヤ交換を経て 20 時着。やはり移動中も寝まくるのだが、一昨日の晩以来風呂に入っていないのと、寝汗が何層にも重なるのとで非常に不快だった。が、起きているときはというと、カナダ人の先生カップルとの会話もはずみ、「もうこのまま野宿とかありかな」なんて考えていた。なにもない、ただ彼方に地平線が見える──そんな場所で、夕暮れにエンジントラブルが起こってみたら、こんな考えが浮かぶのも無理はないと思う。
バンの着いた宿はバプーオンというゲストハウス。日本人のおっちゃんが相手をしてくれてありがたいのだけど、このおっちゃん、話し相手が欲しいだけなのかも。こう言ってはなんだが、若干鬱陶しい。ホットシャワー・エアコン付きのツインが 10 ドル。道連れがいると、「割る 2」なのが嬉しい。ここのホットシャワー、水圧がかなり弱い。