メール

自分の生活の中にはコンピュータというものがかなり深く食い込んでいるように思う。研究はコンピュータ無しでは絶対無理な種類のものであるし、それ以外でもメールの読み書き、ウェブの閲覧など日常的に行っていることもある。研究でもプライベートでも、だ。
ところで、このあいだ久しぶりにメールを送ってくれた友人がいた。ずいぶん前に僕が送ったメールの返事で、「久しぶりにパソコンをたちあげると・・・」というような書き方で始まっているのだ。なるほど。
なにがなるほどなのか。
僕の周りの環境ではコンピュータに良くも悪くも縛られている人が多い。休日でもメッセンジャーを起動すると何人かの友人は僕と同じようにメッセンジャーを起動していることがわかる。せっかくの休みなのだから外へ出ればいいのに。女子高生がケータイ依存症なら、休日でもメッセンジャーを起動している僕らはパソコン(インターネット)依存症である。
逆にこういう大学の外の人というのは、よっぽどのことでもない限りパソコンを起動したりしないのだ。インターネットを見るより早く雑誌を手に取るのだろうし、メールならわざわざパソコンを起動するよりケータイですましてしまうのだろう。天気予報や電車の時間もけっこうちゃちゃっとケータイで調べることが出来るのだろう。そうやって、生活している。
より一般の人にとっては、たとえその人が仕事でパソコンをばりばり使っているような人であっても、まだまだ生活スタイルの一部にコンピュータは入り込めていないのである。そんなこと当たり前と言えば当たり前なのだけど。
パソコンって普通の人にはまだまだ重い存在なんだろうなぁ。なるほどねえ。