漢字を開く、とは
漢字を平仮名に直すソフトがないものかと探していると、こんなページにぶつかる。出版業界では、漢字を平仮名に直すことを「開く」、逆に平仮名を漢字に直すことを「閉じる」と呼ぶそうだ。
「記者ハンドブック」によると、「改竄」を「改ざん」と開いて書き、「情報漏洩」は「情報漏えい」と開いて書くことが強要されるという。かえって分かりにくくなっているのではないか?という論旨だ。おもしろい。
重要なのは正しく読めるかどうかではないからだ。伝えたい内容が,そのニュアンスまで含めて正しく伝わるかどうかが問題なのである。「はく氷を踏む」では,伝えたい気持ちはおよそ伝わらないだろう。でも,これらの表現はいつまで漢字でOKか分かったものじゃない。私達の言葉は頭の悪い方向へ,そして表現力の乏しい方向へ流動しているのだ。
ところで、当初の目的であった漢字を「開く」ソフトは kakasi で決まり。前から知っていたが、Ruby から呼べるらしいので楽チンだ。kakasi インストール後に、ruby 用のプラグイン ruby/kakasi をインストールすればよい。
- あこぎ
- http://www003.upp.so-net.ne.jp/akogi/
- kakasi
- http://kakasi.namazu.org/
- ruby/kakasi
- http://raa.ruby-lang.org/list.rhtml?name=ruby-kakasi
- ruby/kakasiを書かれた後藤謙太郎さんのページ
- http://www.notwork.org/~gotoken/mag/transtech/
Ruby の拡張モジュールの書き方が参考になります。ひとつ上のディレクトリも勉強になりそう。