あいさつしよう

ウチの社長はことあるごとに「あいさつをきちんとしましょう」と言う。サービス精神が旺盛でないと、この業界ではやってけないだろうというのがその主張の根本で、そのサービス精神は他人への思いやり、他人への思いやりはあいさつからはじまるのだ、というわけだった。
自分の仕事自体は、個室にこもって黙々とこなすもので、それゆえ咽喉の働きが緩慢になってきて、声を出すこと自体が億劫になることもしばしば。そういうときに、廊下で人とすれ違ったりすると、うまく「こんにちは」の一声が出ずにちょっと気まずい思いをしたりする。社長が「あいさつしろ」と口酸っぱく言ってるから、というのじゃなく、「同じ会社内なのにあいさつすらしない・できない」ということに気まずい思いをするのだ。
空中キャンプ さんの記事で、「非あいさつ主義」な人の話が書かれている。この記事で、逆に「あいさつをしない・返さない」ことのインパクトを思い知らされたような気がする。

あいさつを無視される、というのは、誰にとってもただごとではなく、当然「あいつの態度はなんだ」という話になるわけだし、実際、かかる非あいさつ主義によって彼がこうむった不利益もただならぬものがあるが、

「非あいさつ主義」もいいけど、うーん、やっぱりあいさつくらいきちんとしなきゃなと反省した。