写真現像

今回の旅と、先月末の友人の結婚式のフィルムを現像した。
大した腕ではないのだがフィルムの「一発勝負」的な緊張感が好きで、ここ数年一眼レフで旅の記録を取っている。しかし、パソコンで見たり、メールに添付したり、ウェブに載せたりするのに、自前でスキャンするのってずっと面倒だなぁと思っていた。現像と同時にスキャナでディジタルデータとしてもらえれば、一挙両得というか、自分の望むベストなチョイス (フィルムでの一発撮り+ディジタルデータ) なんだけどな。
そんなことを考えながら DPE 屋に行ったら、まさにそういうサービスがあった。しかもネガをスキャンするらしくって、願ったりかなったりだった。ネガをスキャンするって、どうでしょう写真集 2 で使われたあの方法だ。

「本に写真を印刷する」場合、一般的には、プリントされた現物写真を「一度スキャンして」紙に印刷することになる。
3年前に出した「どうでしょう写真集1」の時も、印刷屋さんが「現物のプリント写真」をスキャナーを使って、データとしてパソコンに取り込み、色調整やキズの修正をして、紙に印刷していった。
ところが今回、嬉野先生は、この「プリントされた写真をスキャンする」というやり方に、疑問を呈した。
先生の言い分は、こうだ。
「一度プリントされた写真」を、スキャンしてデータ化したのでは「ネガに記録されている情報のすべて」を印刷することはできない。そうではなくて、「ネガから直接」写真のデータを取り込んで印刷すれば、写真本来の色や、細部に渡る描写がすべて出るハズだ、と。

そんなスキャンデータをパソコンで眺めると・・・。たしかにプリントされた写真には写っていないものまでよく見える。こりゃすごい。画像フォーマットも 1536*1024 の jpg と申し分なし。手間と品質を考えれば、フィルム 1 本 315 円のスキャン料金は安いわ。CD-R に焼かれたデータは html 付きで見やすくなってるし。ここまで期待してなかっただけに非常に満足した。
ちなみに今回利用したのは Konica QD-Photo Service というやつ。寺町四条上る、左手にある DPE 屋。