引越し

4月から会社の近くのアパートを借りるのだが、前の居住者が出て行くのに時間がかかるらしく、不動産屋に「その部屋には4月中旬にならないと入れないですね」と言われている。なので、しかたなく一旦実家に荷物を持って行くことにした。
それほど荷物も多くないので、ほとんどはビニール袋に詰めていたのだが、引越し屋のおっちゃんに注意を受ける。「段ボールに入れた方がいいですよ。固定できるし、上に詰めますしね」── なるほどねぇ。そんなことにまで気が回らなかった。よく覚えておこう。
今の部屋から実家までは車で45分ほど。軽トラックの助手席に乗せてもらって移動する。引越し屋のおっちゃんの子どもの話を聞いたりする。上の子は4月から大学生、下の子は高3だという。「下の子は工学部に行きたいと言ってるんですが、工学部は勉強ばっかりで大変でしょう?」などと聞かれる。こういうのは、つまり、要領の問題だと思ったので「しっかり遊んでいる人もいますよ。僕もどっちかと言うと『しっかり遊ぶ』方がいいと思います」などと答える。とくに自分は遊び下手だから、そんな人を横目で羨ましく見ていたことを思い出した。
音楽とコンピュータに興味がある、と言っていたので同志社立命館などを薦めておいた。もし大学院に進むつもりがあるなら、うちの大学も良いと思うし、春にはオープンキャンパスをやってるので、来ると良い刺激になると思いますよ、とも。
実家に着き、荷物を自分の部屋に入れると寝るスペースがなくなる。2週間ほどの我慢だ。