miki おためしインストール

miki は Ruby による wiki 実装のひとつ。Linux Magazine 2月号のまつもとさんの連載で知る。
RAA に書いてあるやつは古かった。miki0.2.0pr1 というバージョンがある。
インストール上の注意点は以下の通り。手元で試せる環境では、この点でつまづいた。

  • スクリプト (*.cgi, *.rb) などは、文字コードEUC に、改行コードを LF にしておくと吉。nkf コマンドを使うといい。オプションは -e と -Lu を使う。

$ nkf -e -Lu ???.cgi

#!/bin/sh
# 実行すると、$USER はユーザ名に、$$ は当該スクリプトのプロセス ID に置換される。
nkf -e -Lu $1 > ./$USER-$$.nkf
mv ./$USER-$$.nkf $1

  • miki.cgi が表紙なので、.htaccess に以下の記述を。

DirectoryIndex miki.cgi

  • 記述法(マークアップ)については、http://www.mikihoshi.com/miki/miki.cgi?page=TextRule のページが参考になる。が、いくつか実行できない書式もあった。# 記号による番号付き箇条書きとか、---- による水平線とか。
  • miki.cgi に含まれる Content-type:text/html という行はことごとく消す。消さないと、ブラウザの文字コード自動認識が必ず狂う。

シンプルなファイル構成なので、インストール比較的簡単。ただ、FrontPage が表示されない、「一覧」へのリンクが表示されないなど不具合多数。どこで調べればよいのやら・・・。

miki0.2.0pr1
http://www.mikihoshi.com/miki/miki.cgi?page=0.2.0PR1+%83_%83E%83%93%83%8D%81%5B%83h

(2004.01.18 mon 追記)
Content-type:text/html という行は、消すとまずいかも知れない。Apache が 500 Internal Error を吐くことがある。消さずに文字コードをきっちり指定したければ、

Content-type: text/html; charset=EUC-JP
などとするといいと思う。(確証はない。やったらいけたというだけです。)