阪神の優勝

先日友人に添付メールで紅葉の写真を送った。
春ごろから転勤して大変に忙しくしていると言う噂を聞いていたので少しでも和んでもらえればと思ったのだ。すると、返信のメールにもまた、写真が添付されていた。
その写真は甲子園球場での写真だった。
今年の夏、阪神は、18年ぶりにリーグ優勝を飾ったのだった。しかしぼ僕はそれを見逃していた(ヴェトナムへ旅していたのだ)。帰国後優勝が決まった試合のビデオを見せてもらったのだけど、この時僕はどうも素直に感動できなかったのだ。やはりリアルタイムでないと味わえないものはあるのかもしれない。
たしか優勝へのカウントダウンはこんな風に始まったはずだ。
沖原の打球が放物線を描き、外野へのタイムリーに。そしてランナーが生還、マジック1。その後ヤクルトが横浜に負け、マジック0、優勝が決まったのだった*1。甲子園で今か今かと待ち詫びていた選手たちがグラウンドに飛び出し、星野監督が胴上げされ、そしてインタビュー。「ありがとう!!」の言葉。
いま、友人の写真を見ながらそんなことを思い出した。球場から写したものだ。アルプススタンドに埋め尽くされた人、人、人。優勝の日の写真ではないのだろうけど、熱気が伝わって来る。この写真をもって、今、やっと僕の時間は阪神の優勝という出来事に追い付いて来た。
やけに良い写真だと思う。

*1:間違ってたらスミマセン。