(2) 生駒・宝山寺
近鉄生駒駅を下車すると、場末の(失礼)温泉街のような街並が広がっている。といっても温泉が湧いているわけではない。だからそもそも温泉街ではない。
山の斜面にへばりついた街並がそういう印象を受けさせるのだと思う。どうやら生駒は、宝山寺の門前町として栄えた場所であるらしい。
宝山寺は、1678年湛海(たんかい)律師により開山された。もともと奈良時代修験道(山岳密教)の霊場だった、霊験あらたかな場所だ。現在では願い事ならなんでもかなえてくれるという「生駒の聖天(しょうてん)さん」として知られ、古くは「断ち祈願」としても有名であるという。
・・・というようなことを、今知った(苦笑)のだけど、いや、そうだったのですね、生駒の街並って。宝山寺か、一度行ってみるかな。